多様性あるいは、アナログとデジタル

藤永清和

人を文系と理系に分ける人がいるが、きっと体育系を忘れているのだろう。善人と悪人に分けることはできない。戦争は正義の衝突でもある。

アナログ人間とデジタル人間がいると考える人がいる。しかし、デジタルとアナログが相互に変換できることを忘れているようだ。

デジタルは1かゼロだからダメだという人がいる。2進数の一桁を1ビットと言い、これがデジタルコンピュータの扱う最小単位だ。その1ビットがゼロか1かの状態を保持している。bit数を増やせば、より多くの状態を保持・表現できる。10進法で考える人は、5本の指で0から5までしか数えられないが、2進法を知っている人は5本の指で0から31まで数えられる。

自然界にある音や温度、光、電圧などの連続的な値の変化をアナログという。日時計はアナログ時計だが、針のある時計の多くは内部がデジタル回路でできている。

物事を二つに分けるのは自称アナログ人間に多いのではないかと思うが、どうだろう。

ところで、アナログ人間にはデジタル機器を扱えない人という意味もあるそうだ。そういえば私もコンビニエンスストアやスーパーマーケットの自動精算機は苦手だ。施設などのコンピュータのアプリケーションは使いづらくて混乱する。高齢者向けのスマートフォンはとりわけ使いにくくて手が出ない。その点では、私もアナログ人間の仲間かもしれない。いや、デジタル機器が使えないのは、そのユーザーインタフェースの出来が悪すぎるからだ。今こそ、自然に使えるデジタル機器のインタフェースを設計する人材が求められている。

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