ゲゲゲの鬼太郎と妖怪人間ベムの話

副理事 藤永清和

妖怪人間ベムは、「早く人間になりたい」と叫ぶ。いっぽう、
ゲゲゲの鬼太郎は
ゲ、ゲ、ゲゲゲノゲー朝は寝床でグーグーグーたのしいな
たのしいなおばけにゃ学校も試験もなんにもない
と、お化けであることを全面的に肯定している。
わたしたちは「日野福祉の学校」であり、皆学ぶことが好きだ。
しかし、自分ではない何かになろうとする必要があるのか。

憂歌団のゲゲゲの鬼太郎

髭なしゴゲジャバル

理事長 湯本とおる

ゴゲジャバルとは見た目もさえない野良猫の名前です。

昭和49年NHKみんなのうたでこんな歌が流れました。

陽気な伴奏に乗って・・・(^^♪

宿なし猫のゴゲジャバルが昼寝をしているうちに、わんぱく小僧がやってきてヒゲを切り落としてしまいました。それを哀れに思ったばあさまは数珠を手にして早くヒゲが生えるよう祈りました。大地主の良左衛門さんは膏薬をたくさん買ってきて、ゴゲジャバルの顔一面に張り付けて祈りました。それを見てネズミどもは大笑い。村中の若者たちは数珠を手に月夜の丘に登って、みんなでヒゲの神様や閻魔大王や、寿老人にお願いしました。タヌキも腹鼓をたたいて祈りました。

「お出まし お出まし髭よー。生えまし 生えまし髭よー。」

「ホーイホー!ホーイホー!」

同じ生き物を思いやるやさしさと気持ちのゆとりと・・・。