伝わる言葉、届かない言葉

副理事長 藤永清和

 言葉は不思議なものだ。ある人には深く響き、またある人には全く届かない。かつて、「あなたの感想とわたしの感想は違うけれども、互いに尊重しよう」という趣旨の文章を書いたことがある。しかし、その反応には共感を示してくれる人はいたが、「意味分かんな~い」の一言だけのものもあった。

 別のときには、異なる経験をした。専門知識のない人には説明が不可欠で、聞く姿勢がある人にはきちんと説明すれば理解してもらえる。説明を求められたからだ。それでも、すべての人に伝わるわけではない。読者が誰なのかを意識することが、文章を書く上で何よりも大切だと痛感した。

 このことを考えると、かつてのパソコン通信のフォーラムでの出来事を思い出す。あるとき、激しい攻撃を受けた。攻撃者は一人。毎日繰り返される非難の嵐。どんなに反論しても、相手には全く響かない。言葉が無力に感じられた。ところが、ある日突然、攻撃は止み、驚くことに詫びが入った。その瞬間、ようやく相手に何かが伝わったのかと思ったが、実際は違った。彼の尊敬する人が、「それはお前が間違っている」と言ってくれたからだった。

 かつて、わたしの先輩は「人には誤解する権利がある」と言った。同じ言葉でも、発言者によって、あるいは聞き手との関係によって、過大評価されたり、激しく敵対されたり、無価値なものと思われたりするものなのだろう。

 言葉は、受け取る側の状況や心持ちに大きく左右される。伝えようとしても届かないこともあれば、思わぬ形で伝わることもある。それならば、無理にすべての人に理解してもらおうとするのではなく、「分かる人には伝わる」ことを大切にするのも一つの在り方かもしれない。それでも、言葉は相手によって伝わり方がさまざまであり、その多様性こそが、コミュニケーションの豊かさであり、新しい発見やつながりを生み出す可能性があるのだと思う。

たまりば3月14日

日時:2025年3月14日 18:30 受付 19:00~20:30ころ
会場:公益財団法人社会教育協会 3 階ホール(豊田駅北口徒歩2分、すきや3階)
飲食:各自ご持参ください(食事制限や嗜好などがあるため)
会費:300円

教育を語る会 2月9日

参加費: 会員は300円 一般の方は500円 定員:25名
時 間: 14時~16時 (13:30より受付、飲み物等はご持参ください)
場所: ゆうりかホールにて

フリートーク

☆日野福祉の学校ご案内 2025

<主な活動><不確実な時代を生きるために>

たまり場  経験したこと、考えたことを自由に語り合います

・日時: 4月11日、5月9日、6月13日、7月11日、8月8日、9月12日、10月10日、11月14日、12月12日、26年1月9日(新年会)、2月13日、3月13日。(原則第二金曜日)各回19時から 

※参加費:会員外500円、会員300円 飲食物はお好きなもの、安全なものをご持参ください。

・会場:公益財団法人社会教育協会3階ホール(豊田駅北口徒歩2分、すきや3階)

わたしの生き方 あなたの生き方  その都度のテーマで語り合います

「わたしの生き方 あなたの生き方」を継続します。
・日時:6月19日、9月18日、26年2月19日。各回19時から 直接会場へお出かけください。※参加費:会員外500円、会員300円
・会場:公益財団法人社会教育協会3階ホール(豊田駅北口徒歩2分、すきや3階)

政治を語る 日頃、政治について語り合っていますか。わたしたちの暮らしに直結している政治を語り合います

・日時:7月20日、9月28日、11月16日、26年1月18日。各回14時から。直接会場へお出かけください。
※参加費:会員外500円、会員300円
・会場:公益財団法人社会教育協会3階ホール(豊田駅北口徒歩2分、すきや3階)

★連続講座の紹介  「知って得する連続講座」をシリーズで開講しています。昨年に引き続き、日野市内の理学療法士を講師に招き「正しい歩き方」講座を実施します。10月~12月を予定しています。日程が決まり次第お知らせします。

民主主義は機能している⁈

理事長 湯本とおる

 昨年はアメリカの大統領選挙に揺れた1年だった。何しろあのトランプさんが捲土重来を期して立候補したのだから。

 民主党のバイデンさん有利の予報が流れる中で、でも、もしトランプさんがが勝ったら、という「もしトラ」の空気が濃厚になってきたとき、民主党はバイデンさんから女性候補ハリスさんにバトンタッチしてしまった。テレビ討論では、ハリスさんに余裕が感じられ、トランプさんは「もうテレビ討論はやらない」と宣言。まあハリスさんわずかに有利!の情勢で選挙当日を迎えた。

 だが、民主党の牙城といわれていた州でいずれも惨敗。「もしトラ」が「ほんトラ」になってしまったのは皆さんご存知の通り。

 トランプさんは、私が見るところでは・自分本位・嘘つき・はったり・自己顕示・自慢・・・・・・。

日本人から見たら、上司にも同僚にも部下にももっともしたくないタイプである。でもアメリカ市民から見たら、自分たちの現状を何とかしてくれる頼もしいヤツ、に見えたのだろう。

 一方、私が住む国立市(人口7万5千人)でも市長選が12月15日に行われ、現職の永見さん(75歳)を浜崎さん(40歳)が僅差で抑え当選した。事前情報では、現職の永見さんは特にスキャンダルもなく、着々と実績を積み重ねており、無名の新人を軽く抑える、というのがわたしやわたし周辺の見方であった。それに、現職には自民党・公明党・維新の会・都民ファーストの会が推薦。まさに盤石の体制と思われた。しかしまさかの大逆転満塁ホームラン。私もキツネにつままれたように訳が分からなかった。知り合いに聞くと「ネガティブキャンペーンがひどかったからねー」ということであった。私もそのネガティブキャンペーンに反発して新人に入れた一人である。

 わたしの結果分析は、現職は何もしないでも勝てたのに、衆議院選で敗れた自民党・公明党の推薦を受けたからではないか、というものである。

 さてこの2つの選挙に共通しているのは、交代があったということである。やめてほしい時に市民がやめさせることができること。「民主主義が機能している」とひとまずほっと一息ついたのである。

たまりば 2月14日

日時:2025年2月14日 18:30 受付 19:00~21時過ぎまで 白熱しました
会場:公益財団法人社会教育協会 3 階ホール(豊田駅北口徒歩2分、すきや3階)
飲食:チョコレートの差し入れがありました
会費:300円

  • デンマークの福祉、教育について今一度語り合う
  • 福祉に学校としても原点に立ち返ってみる
  • 教育も含めて福祉について話し合った

日野福祉の学校 運営委員会 速記録 2025.2.3

シンデレラビル3階ゆうりかホール午後6時30分~

 出席者:湯本、藤永、熊谷、中能、渡邉、高橋、川松、槙島、(梅崎、石塚)敬称略 速記 中能

議事

1. まち活について

  • 2025年2月22日(土)詳細にはチラシ参照(042-581-6144)参加費無料
  • 午前10:00支援センター本館:思いをかたろう交流会(経験者は語る、市民活動団体が語る1団体4分、11団体)
  • ランチタイム交流
  • 午後13:00 分館に移動して、団体紹介(湯本理事長)2階では交流会15:00終了
  • 日野福祉の学校、湯本理事長と熊谷理事の2人参加、藤永副理事長はひの活事務局として出席している
  • 来年度のチラシを作り配布する。(総合的なチラシ)
  • 「まち活」にはわかりづらい部分もある

2.支援センター祭り

  • 2月23日(日)10:00~15:00
  • 支援センターを利用している団体の発表、支援センターの紹介
  • 前の道路で遊びがある(一部通行止め)
  • 熊谷さん参加
  • 福祉の学校として特別なことはしない。総合チラシを作る。

3.2025年度の活動予定がまとまってきた(別紙)

  • 会場はすべて確保できているので予定通りに進めるようにしたい
  • 運営委員会の日程変更 4月より第一1木曜日の19:00~
  • 4月4日、5月2日、6月6日、7月4日、8月1日、9月5日、10月3日、11月7日、12月5日、1月5日(月)、新年か1月9日(金)2月6日、3月6日、指定日以外基本的に木曜日
  • 5月8日(木、理事会)、

4.教育をかたる会(日程調整)

  • 2025年2月9日(日)14:00 教育についてフリートークを行う
  • 参加費:会員は300円  一般は500円
  • 担当:湯本さん、中能、(運営委員は心当たりの人には連絡する)
  • 今回が最後とし、次回からは『政治をかたる』
  • 日程7月20日(日)、9月28日(日)、11月16日、1月18日(日)

5.たまり場

  • 2月14日(金)19時から。 
  • デンマークの福祉、教育について今一度語り合う
  • 福祉に学校としても原点に立ち返ってみる
  • 教育も含めて福祉について話し合う(提案:中能が整理してみる)
  • 受け付けは18:30~
  • テーマ:「個人の自立はどうして成り立っているか」
  • 会場:公益財団法人社会教育協会3階
  • 参加費:会員は300円  一般は500円(飲み物食べ物の類は各自で持参する。前回の活動も全く支障はなかったの、今後も継続する。)
  • 出席さる方は熊谷さんへ(携帯090-1846-1686)のショートメールにお願いいたします。

6.生き方について

  • 2025年2月20日(木) 19時から
  • 会場:公益財団法人社会教育協会3階
  • 内容:これから考える
  • 担当:高橋さん 渡邊さんが応援に入る
    参加予定者:高橋、渡邊、
  • 来年度 6月19日、9月18日、2月19日、

7.ひと息、ため息、心意気

  • 2月は湯本さん、3月は藤永さん、4月は中能さん、5月は川松さん、6月は渡邊さん、7月熊谷さん、8月槙島さん、9月高橋さん、10湯本さん、11月は湯本さん、12月は藤永さん、1月は中能、2月は川松さん、3月は渡邊さん
  • 原稿は前月末までに届けることを厳守する。

8.その他

友遊ケアセンターケア。遊楽塾

  • 3月末に来年度分を請求書を出す
  • 1ヶ月500円で12ヶ月分とする

9.次回の運営委員会は

  • 2025年3月3日(月)18時30~

※メールは日野福(director@fujinaga-ky湯本さん 080-6250-6632 藤永さん 090-2240-8124 へお願いいたします。:

※メールで案内する。(中能)

うちの猫

理事 髙橋 美枝

うちの猫は19歳です。
保護猫施設から2006年にうちに来て、その時点で1歳近くだったので、すでに20歳近い?のかもしれません。

よく食べ
よく寝てます。
若い時はツンケンしていて、寄るな触るなだったのに、今は毎朝、娘と私の膝を取り合います。

年寄り猫のせいか、背骨がポコポコ浮いていて、身体の張りもありませんが、ふわふわの毛並みは変わりなく、大変良い手触りです。
まだまだ元気でいてほしい。
生きてるだけで偉いと褒める毎日です。

昨年10月まで、2匹居ました。
同じ時期にうちにきた子でした。
2匹揃って長寿なので、動物病院から賞状もいただきました。ずーっと2匹で居たので、猫は2匹でないと不自然に感じます。
今は1匹…

先に逝ってしまった子は、とても気が優しくて、身体の大きな子でしたが、うちに来た時から病気がちでした。
2人の子ども達の子育ても一緒にしてくれました。
18年も一緒に暮らしてくれました。
最期の最後まで、自力でトイレに行きました。
本当に偉かった。

ただの思いつきで飼って、気がついたら人生の約半分を一緒に暮らしました。正直言うと、親が死んだ時より泣いています。
たかが猫の子1匹で。
と思っていましたが、とんでもないことでした。

猫は素晴らしい生き物です。

世界人権宣言から80年:現在と未来を考える

理事 槇島和治

私たちは日本の国土に生きています。そして地球人として考えるといまこの星では、あらゆるところで災害や戦争などで多くの人々が被害を受け生命さえも奪われる災禍にさいなまれている。国連が80年前の世界大戦ののちに、世界人権宣言としてすべての人間が生まれながらに基本的人権を有し、尊厳と権利について平等であると宣言しました。国連が人種、皮膚の色、性、言語、宗教、政治的意見、国民的出身、財産、地位などによる差別は許されないとして世界人権宣言が発布されたのです。

あらゆるハラスメントが横行して人権がないがしろにされている根源は何か。あれもこれもといってもきりがない。人間にとって何よりも大事な命と健康、そして人権を考えていく。

1年のはじめに自分に向かって発することばとしていきたいです。