政治をかたる会 26年7月26日(日)

テーマ: 日野市立病院の赤字問題
時間: 14時~16時 (13:30より受付、飲み物等はご持参ください)
場所: ゆうりかホールにて
参加費:会員300円 非会員500円
参加者:4名

この日の会話は、日野市立病院の赤字問題を軸に、自治体病院の役割・医療制度の構造・医師不足・診療報酬制度・地域医療の現実・病院経営の限界などを縦横に語った長い討議です。 途中には参加者の医療体験や裏話、医療現場の文化、地域医療の歴史、火葬場の逼迫など、周辺の社会問題も多く含まれています。

◆1. 日野市立病院の赤字問題

  • 委員会で「累積赤字200億円」との指摘があったが、実際は累積ではなく毎年赤字が出るたびに市が補填してきた。
  • 最近の決算では年間17億円の赤字が出ており、財政規模800億円の市にとって負担が大きい。
  • 「有料で診療しているのに、なぜ税金で補填するのか」という市民の素朴な疑問が背景にある。

「去年かなんかの決算で17億とか…それを市役所が税金で補填した」


◆2. 公立病院の役割とジレンマ

  • 公立病院は本来「儲けるための組織ではなく、市民のために必要なサービスを税金で提供する」存在。
  • しかし病院は民間と競争せざるを得ず、行政サービスでありながら市場競争に晒される特殊な施設
  • 東京のように病院が多い地域で「市立病院を持つ必要があるのか」という議論もある。

◆3. 赤字の構造的理由

●儲からない診療科を抱えている

  • 小児科、産婦人科、救急は「手間がかかるが収入が少ない」ため赤字になりやすい。
  • しかし地域に不可欠であり、閉じることは市民が強く反対する。

「小児科はどんどん減ってる…市立病院としてはなくすわけにいかない」

●医師不足

  • 医師は大学医局の支配下で配置されるため、市立病院は給与面で優秀な医師を確保しにくい
  • 慶應系・東大系の医局支配が強く、医師の移動は大学の意向に左右される。
  • 高度医療を担う医師は高額報酬が必要だが、公立病院では給与体系上難しい。
  • 脳神経外科・循環器内科など急性期の核となる診療科で欠員が発生し、救急受入数が減少。 → 患者数減少は収益に直結した。
  • 国の制度改革が地域医療に負荷を与え、病院経営を悪化させている。

●診療報酬制度の制約

  • 医療行為の価格は国が決めるため、良い医療をしても収入は増えない
  • 物価高騰や円安で経費が増えても、診療報酬は簡単に上がらない。

◆4. 病院経営の現場の実態

参加者の体験談から、現場の課題が生々しく語られる。

●大病院の非効率・質のばらつき

  • 入院前の不必要な長期入院指示
  • 看護師の技量差
  • トイレ設備の設計不良を直すのに「100万円かかる」と言われる官僚的体質
  • 多重説明による非効率な運用

●医療の裏話

  • 医師の専門分化が進みすぎて「子どもの目にゴミが入っただけでも診られない医師がいる」
  • 当直は過酷で、24時間勤務+翌日夕方まで勤務という実態
  • 医療ミスの事例(輸血の血液型取り違え)とその補償の仕組み
  • 医師の人間味ある失敗談(食中毒など)

◆5. 地域医療の歴史と構造

  • たとえば、稲城市立病院など元々結核療養所を前身とする歴史がある。
    日野市立病院は1961年(昭和36年)11月10日に開設された「日野町立国民健康保険病院」である。当初は一般病床と伝染病棟を設置してスタートした。
  • 近隣には東海大学病院・立川の大病院などがあり、地域医療の役割分担が複雑。
  • 病院誘致には自治体が土地提供や補助金を出すこともある。

◆6. 医療制度全体の問題

  • 医師志望者は多いが、医師は都市部に偏在し地方は不足。
  • 美容整形など自由診療に医師が流れる傾向。
  • 高齢化で医療需要が増え、火葬場も逼迫しているという社会的背景。

◆7. 最終的な論点

  • 赤字補填は政治判断であり、病院の存在価値をどう評価するかが本質。
  • 市民が「病院が必要だ」と望む限り、赤字でも維持する選択はあり得る。
  • しかし財政負担が増え続ければ、どこかで見直しが必要になる。
  • 医療は単なる経済活動ではなく、地域の生命線であるため、単純な「黒字化」論では語れない。

◆まとめ(要点の一行集約)

  • 日野市立病院の赤字は構造的で、診療科の性質・医師不足・診療報酬制度が原因。
  • 公立病院は行政サービスであり、赤字補填は政治判断。
  • 医療現場には非効率や制度的限界が多く、改善は容易ではない。
  • 地域医療の歴史・医師の偏在・高齢化など、広い社会問題と密接に結びついている。
  • 最終的には「市民が病院をどう位置づけるか」が核心である。

政治を語る26年2月8日

テーマ: 政治状況
時間: 14時~16時
場所: ゆうりかホールにて

 3名が参加し、衆院解散のタイミングや政党間協力の在り方から議論が始まり、目先の減税論ではなく、「どんな社会を目指すのか」「負担と給付をどう設計するのか」を明確に示す政党が見当たらない。との意見が出た。

 日本の財政・税制にも及び、消費税減税を訴える各党が財源を明確に示していない点への批判が出た。特に、企業の内部留保や富裕層に集中する資産への課税、所得税・法人税の在り方を見直す必要性が指摘された。比較対象としてデンマークが挙げられ、高負担・高福祉を支える透明な税の使途、雇用流動性と手厚い再就職支援の制度が紹介された。

 派遣労働の拡大や規制緩和による格差拡大、日本社会の停滞も問題視され、最終的には、短期的な減税論ではなく、将来像を明確に示し、国民が負担と給付の関係を理解できる成熟した民主主義が必要だ、という認識で議論が収束した。

 

政治を語る11月16日

テーマ: 経済政策
時間: 14時~16時
場所: ゆうりかホールにて
4名参加し、2025年度の予算(歳入歳出)の話から始まった。スマートホンで録音と文字お越しを実施し、要約したうえで、PCのchatGPTに「次の記録を1000~2000字で要約してください」と指示した結果です(Wordに張り付けてみると841文字)。

本記録は、日本の財政危機、社会保障制度のひずみ、人口減少、国際情勢、政治意識の変化など多岐にわたる問題を総合的に論じている。まず日本の財政状況について、国際債務残高は主要国の中でも突出して高く、2025年度予算においても歳入の大きな部分を国債発行が占め、歳出の最大項目は増え続ける社会保障費であることが指摘される。年金・医療・介護はいずれも赤字構造で、制度の根本である「保険原則」が崩れている点が強調される。若年人口の急減により、高齢者を支える生産年齢人口は今後急速に減少するため、世代間格差の拡大と制度維持の困難が避けられないとされる。

また、国債費の増大は他分野の予算を圧迫しており、隠された財源もなく増税は不可避との見方が示される。医療・福祉分野では政府の認可制度や社会福祉法人の構造が競争を阻害し、非効率性を生んでいること、地方自治体の財政悪化が国の管理下に置かれる例も増えていることから、社会主義的な統制構造が強まっていると批判される。

国際経済・国際政治に関しては、防衛費増額や台湾有事の議論が日本の財政と安全保障に深刻な影響を及ぼすとされる。台湾海峡の戦略的重要性や中国の経済低迷、観光客減少が日本経済に影響を与えている点も論じられる。さらに、世界的な右傾化の潮流の中で日本国内でも外国人排斥的な議論が拡散しているが、実際には少子高齢化が進む日本には外国人労働力が不可欠であると指摘する。

ロシア・ウクライナ紛争については、西側の見方だけではなくロシア国内の経済状況や、アメリカ・NATOの戦略的思惑、資源問題も背景にあるとする多角的な見解が述べられる。また、領土問題における「メンツ」の重要性、日本や中国の歴史的行動原理、国境をめぐる争いが普遍的に存在してきたことにも触れている。

最後に、年金資金の不正使用疑惑や官僚支配に対する国民の受動性を問題視し、若い世代の未来に対して責任を持つ必要性を説く。世界経済が不安定化する中、日本もリーマンショック級の危機に備えるべきだと結ばれている。


政治を語る 9月28日

テーマ: なぜ我々は政治の話をしないのか?
時間: 14時~16時 (13:30より受付、飲み物等はご持参ください)
場所: ゆうりかホールにて
参加費:会員300円 非会員500円

政治を語る 7月20日

参加者: 6名
時 間: 14時~16時 (13:30より受付、飲み物等はご持参ください)
場所: ゆうりかホールにて

政治への距離感・タブー視について 複数の参加者から、日常生活で政治が話題にならない現状が指摘されました。80年近く生きても政治の話をしてこなかった、家庭内でも新聞の読み分け(産経と朝日)があるが議論はない、労働組合内外でも政治議論がないなど、政治がタブー視されている実態が共有されました。一方で、意識的にタブーを避け家庭で何でも話すようにしている参加者もいました。

教育現場での政治性 ゆとり教育の導入が現場で「とってつけたような物」として受け止められた経験や、学校の権威構造(教育委員会・校長のヒエラルキー)が戦前から変わっていないという指摘がありました。これは教育と政治の関係性について考える材料となりました。

選挙・政治制度への疑問 「選挙に意味があるのか」「選挙で政治が良くなったことがあるか」という根本的な疑問が提起されました。ただし、民主党政権時に病院経営が改善したという具体例も挙げられ、政策による実際の変化も体験として語られました。

戦争体験の継承 父親が通信兵として特攻隊員の最後の通信を受けた体験が紹介され、多くが「お母さん」と打電する中、1人だけ「天皇陛下万歳」だったというエピソードから、戦争と政治の関係が語られました。

地方政治の実態 地方の町議選で「金が回ってこない」という発言があったという体験談から、地方政治における利益配分の側面が指摘されました。

経済政策への視点 消費だけでなく資源・生産の重要性、政治家に求められる全体を見渡す判断力についても言及がありました。

今回は、政治を抽象的に論じるのではなく、参加者一人ひとりの生活体験から政治を捉え直そうとする試みだったと言えるでしょう。

次回9月28日は話を絞って分析的に話し合いたい」

(今年度は、政治を語り合います。形を決めたり、講師を呼んだりすると、自分たちの話ができなくなる。話し合う訓練をして、技術、習慣を身に着けよう。一人一人に政治がかかわっているのに、人々が政治にかかわらない現状を考える)

教育を語る会 2月9日

参加費: 会員は300円 一般の方は500円 定員:25名
時 間: 14時~16時 (13:30より受付、飲み物等はご持参ください)
場所: ゆうりかホールにて

フリートーク

教育を語る会 11月24日

参加費: 会員は300円 一般の方は500円 定員:25名
時 間: 14時~16時 (13:30より受付、飲み物等はご持参ください)
場所: ゆうりかホールにて

テーマ  デンマークの教育事情

     中能さんより報告をいただき、そのご意見交換いたします
     ご期待ください

みんなで語ろう 私たちの教育 2024年9月16日

幼児・青少年の野外活動について

参加費: 会員は300円 一般の方は500円 定員:25名
時 間: 14時~16時 (13:30より受付、飲み物等はご持参ください)
お話し: 中能孝則氏 (NPO法人日野福祉の学校理事、NPO法人森のようちえん全国ネットワーク監事)
会 場: 公益財団法人社会教育協会3階ホール
(JR中央線豊田駅北口より左側徒歩2分、一つ目の信号手前、すき家3階)

みんなで語ろう 私たちの教育 2024年7月21日

「森のようちえんの魅力について考えてみる」

参加費: 会員は300円 一般の方は500円 定員:25名
時 間: 14時~16時 (13:30より受付、飲み物等はご持参ください)
お話し: 中能孝則氏 (NPO法人日野福祉の学校理事、NPO法人森のようちえん全国ネットワーク監事)
会 場: 公益財団法人社会教育協会3階ホール
(JR中央線豊田駅北口より左側徒歩2分、一つ目の信号手前、すき家3階)