初めての広島で暖かい心に出逢う

理事 中能孝則

 NPO法人森のようちえん全国ネットワーク連盟主催の安全講習会を広島で行うために、前日入りで市内の丘の上にある神田山荘にお邪魔しました。

 その日は新幹線に乗り、午後1時半頃に広島駅に到着。宿舎の神田山荘までは新幹線口から、無料の送迎バスがあることは事前に調べていたので、改札で駅員の方にバス乗り場を伺ったら「直ぐですよ」と教えてくれてので、そちらに向かって歩き出す。

 しかし、しばらく歩いてもまだ駅舎を出ない。方向を間違えたかな、と思ってキョロキョロしていたら、広島県警のご年配のおまわりさんが通りかかったので、声をかけさせていただいた。

 直ぐに携帯で調べてくださり、「方向が逆ですよ」とのこと。「ありがとうございます」といって、逆方向に歩き出す。すると、「分かりづらいですので出口まで私も一緒に行きましょう」と、着いてきて下さった。

 外に出ると「あのホテルの裏側だと思います」と教えて下さった。そして「バスは何時ですか」。
「2時5分です」
「間に合いますね」
「暑い中をわざわざありがとうございました」と、御礼をいうと。
「私もバス停まで行きましょう」とのこと。
「いや、ここまで案内していただければ後は大丈夫です」と、答えると。

 「私も、勉強のために、そのバス停を知っておきたいのです」と、最後まで案内して下さった。そして、「あ、あそこがバス停ですね」と、指さされた、するとバス停にいた仲間が「中能さんここです」と、声をかけてくれた。

「お友達とも出会えてよかったですね」と、再び話しかけて下さった。
ありがとうございました。数回頭を下げて仲間の元へ向かう。
振り返ると、そこにはもうおまわりさんの姿はなかった。

 無事に仲間と出会えて本当に良かったが、私は、「おまわりさん、私は、あなたと出逢えて本当に良かったです」と、心の中で感謝の言葉をつぶやいた。そして、疲れが一気に吹き飛び、自分も、あの様な優しさを身につけた人になりたいと思った。
何より、明日からの講習会が楽しみになってきた。

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